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印刷価格の上昇と印刷物の供給逼迫について

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

ネットプリント各社をはじめ多くの印刷会社において、印刷物の値上げや受注停止などの状況が発生しており、これに伴ってお客様にはコストの上昇や納期の制限など、大変ご不便をおかけしております。

【印刷価格上昇・受給逼迫の原因】

  • 新型コロナによる製紙会社の生産能力抑制による供給の減少
  • コロナ沈静化による需要急回復による供給の逼迫
  • 燃料費の高騰による製紙コストや流通費の上昇
  • 円安に伴う原料の調達コストの上昇
  • デジタル化の進行による印刷物への需要減少に伴う生産能力の減少(印刷会社の廃業等)
  • 新型コロナ以前からの印刷市場の継続的な縮小

【今後の予測と対策】

  • 印刷物の平準的な価格底上げ(常態化)要因となる可能性がある
  • 余裕を持った進行計画と確実な実行を要する(発注の組み直し時等に価格上昇となる可能性が高いため)
  • 印刷物によるマーケティングの必要性と費用対効果の確認
  • デジタル化の推進とデジタル媒体と印刷物の相乗効果を高めた施策の設計

業界では現在の状況は数カ月は続くと認識されていることに加え、その後さらに深刻な供給逼迫となる可能性も指摘されています。しかしながら印刷物は、例えば高齢者層に向けたマーケティング活動などに利用することは避けられません。

印刷物は今回の供給逼迫以前から、森林伐採などを伴うため環境負荷の低減が求められてきました。現在の状況で改めて印刷物の抱える問題が浮き彫りになったと認識しています。印刷物が高価格商品となる可能性を把握し、適材適所に印刷物を活用するマーケティング思考に転換していただく事をお勧めいたします。

なお、印刷各社によって受注制限の内容が異なる場合があります。印刷会社AやBで対応できない場合でも、印刷会社Cでは対応できる場合がございます。また、問い合わせが繋がりにくいなどの状況も発生していると思われます。複数の印刷各社の状況をご確認ください。制約はあるようですが、例として「印刷の通販 グラフィック」などは比較的機動的に対応していると思われます。

また弊社では、デジタル化の推進やデジタル媒体と印刷媒体を適切に併用するマーケティング施策のご提案も行っております。今後の広告戦略についてのご相談などを受け付けておりますので、こちらからお気軽にご相談ください。