日本が直面する人口推移(動くグラフ)

だいぶ涼しくなってきましたね。みなさまいかがお過ごしですか。今日はデータ分析のために、官公庁が公表するデータから業界団体のデータまで50近くのサイトから情報収集を行っており1日かかってしまいました。

その中で、人口問題研究所のサイトにインパクトのある画像を見つけました。日本の人口ピラミッドの推移の動くグラフです(横軸が人口、縦軸が年齢になっています)。動くグラフは画像をクリックしてご覧ください。マーケティングに取り組んでいる方は頭に入っているかもしれませんが、1930年の綺麗なピラミッド型から、団塊と団塊Jr.という大きな波を作りながら逆ピラミッド型へと変形していきます。2025年あたりの画像からは凄まじい勢いで人口が減少していくのがわかります。2060年にはかなりスリムな人口構造になっています。

日本の将来推計人口(平成24年1月推計)
出典:国立社会保障・人口問題研究所

これは日本の将来は、バブルの右肩上がりとは、全く異なる大きな社会構造の変化に直面することを意味しています。人口減少に伴い、今当たり前のようにあるものでも、壊していかなければならないものが沢山出てきます。もちろん新しく作らなければならないものも沢山あるでしょう。いずれにしても量的規模が縮小していくということを前提にものを考えなければなりません。そうなると質的…ということになるのも当然ですよね。豊かさの概念が変わっていきます。このようになることがわかっていれば、変化に柔軟に対応できるよう、今から心構えと準備をしておきたいものです。このデータを見てみなさんは何を感じるでしょうか。

5年ごとの画像はこちらから閲覧できます。